南洋真珠のネックレス
今日はこちらの地方すごい大雨でした。 石垣で車のワイパーを最強で動かしても殆ど前が見えませんよという、台風とは別件の大雨にあったりはしているのですが、亜熱帯でない内地であんな強さはやはり気候の変化を感じます。
さて。結構前に手に入れていた南洋真珠のルース。 まん丸でなくて、ぽってりとした印象の白と黒をそれぞれネックレスにしました。
先ずは穴開け。 真珠のルースでは貫通している「両穴」や貫通していない「片穴」で穴開け済みのものもありますし、今回の真珠の様に「無穴」状態のものもあります。 ドリル刃を使ってまっすぐに穴が開いていくように確かめながら少しずつ。少しずつ。穴開けをしていくと真珠から粉が出てきます。貝の加工の時に出る粉の様に細かい粉。 真珠の大きさに対して半分強~3分の2位の深さの穴を開けて真珠の準備は終了。
真珠は芯という棒を立てて、接着する留め方が一般的。デザインによって爪留めなどもありますが今回は芯立てで留めます。 芯は1mm程度のシルバー角線をつくってからねじります。 捻るのは接着を喰い込ませて先々弱くなる事を避ける為。 手前が芯、後ろは芯を立てるパーツ。 共に仕上げ済みのこの2つをロウ付けします。 そしてバチカンを制作してロウ付けしたら全体を磨いていく作業をし、最後に真珠を留めます。
できあがり。 南洋白蝶真珠、南洋黒蝶真珠のシルバーロングネックレス
それぞれの母貝をキャッチにあしらいました。 母貝と真珠 再逢のモノ語り。 来週26日から佐倉Work-Worksさんで開催の個展でお目見えします。
mimako