蒔絵

貝メインでデザインをする時は「貝の格を高めたい」と進めてきたように思います。 シェルに穴を空けてコードを通して、のようなナチュラルなアクセサリーもかわいいけれど、貝のうつくしさを引き立てるカット・磨き方やデザイン、併せる素材によって、ジュエリーの素材として貝は石にも引けを取らない個性があると、手掛け始めた頃からずっと思い続けてきました。

まだ島にいる頃、貝に蒔絵をできたら魅力的だろうなとぼんやり思いながら、でもさすがに独学は無理と諦めていましたが、今年に入って蒔絵の教室に通える事に。漆の背景と特性、蒔絵のうつくしさに感激しつつも、漆で線を描く難しさを思い知り、自宅でも線を描く練習を重ねていますが、難しい。。そりゃそうだ伝統工芸だもの道程は長い!と覚悟しています。 課題の数枚を仕上げた後、自由課題は白蝶貝に蒔絵を施してみました。 線の拙さはただただ練習あるのみ。そして感覚的な知識は経験あるのみ。 彫金の作業とは動きが正反対のような気がする蒔絵。大体作業の最後に蒔絵の練習をしますが、なんだかこれがスイッチが変わって気持ちがよいのです。

課題の蔦、桔梗。



mimako